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主題と変奏 (シェーンベルク) : ミニ英和和英辞書
主題と変奏 (シェーンベルク)[しゅだいとへんそう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ぬし, おも]
 【名詞】 1. owner 2. master 3. lover 4. god 
主題 : [しゅだい]
 【名詞】 1. subject 2. theme 3. motif 
: [だい]
  1. (n,vs) title 2. subject 3. theme 4. topic 
: [へん]
  1. (adj-na,n) change 2. incident 3. disturbance 4. strange 5. flat (music) 6. odd 7. peculiar 8. suspicious-looking 9. queer 10. eccentric 1 1. funny 1
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

主題と変奏 (シェーンベルク) : ウィキペディア日本語版
主題と変奏 (シェーンベルク)[しゅだいとへんそう]

主題と変奏(しゅだいとへんそう、Theme and Variations)はアルノルト・シェーンベルクの楽曲。1943年に吹奏楽曲として作曲され、1944年に管弦楽に編曲された。オリジナル吹奏楽版に作品43a、管弦楽版に作品43bが付けられている。吹奏楽曲としてはシェーンベルク唯一の作品である。
==作曲の経緯==
この作品は、シェーンベルクがカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の教授を務めていた時代の作品である。アメリカ亡命後のシェーンベルクは、長らく放置していた室内交響曲第2番を完成させるなど、いくつか調性音楽を作曲しているが、この作品もその1つで、ト短調の調号が付けられている。ニューヨークの楽譜出版社G・シャーマー社からの、高校生の吹奏楽団でも演奏可能な優れた作品をという依頼に応えて、1943年に作曲された。しかし実際完成した作品は、高度な技量を要するものとなった。この吹奏楽版の初演は同年の夏、プロの吹奏楽団であるゴールドマン・バンドによって行われた。翌1944年に管弦楽編曲が行われ、同年10月20日、クーセヴィツキー指揮、ボストン交響楽団によって初演された。
吹奏楽版、管弦楽版とも、G・シャーマー社から出版された。なお、同社は渡米後のシェーンベルクの作品のほとんどを出版している。
この作品は、シェーンベルク自身にさえ重要な作品とは見なされておらず、ことに管弦楽版は演奏される機会も少ない。一方でシェーンベルクは当時、フリッツ・ライナーへの手紙の中でこの作品について、技法面での出来ばえと独創性には自信があり、また楽しく作曲したとの旨を記している。吹奏楽の分野においては、実際に演奏される機会は多くないものの、大作曲家の優れた吹奏楽作品として評価されている。
調性音楽を作曲したことについては、教育的な作品という理由もあるが、シェーンベルク自身の動機として、昔の様式に立ち返りたいという強い欲求が常にあり、時折それに従わざるを得なかったとコメントしている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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